ぬくもりをもう一度
今の俺、そのものだな。


別れてから

香澄の大切さに気付くなんて

遅すぎる。


香澄にはもう別の男がいて、

そいつと幸せになる約束を

交わしているのだから。


「俺の分まで幸せになれよ。

 なぁ、香澄……」


しっとりと歌う香澄の横顔を見て

ぽつりと呟く。






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