ダイヤモンドの誘惑
「私は…?!」

・・・

反論しようと思ったが、

そうする前に抱き寄せられていた。

・・・

「オレは会いたかった」

・・・

その言葉は、

他の女にも言ってるかもしれない。

そう思っても、

早くなった鼓動は

収まりそうにない。

・・・

「一夜限りの事だと思っていたが、

またこうしてかすみがここにいる。

鍵はお前が持っていろ・・・

こうして、気が向いたら来ればいい」

・・・

そう言って私を中に連れて行く蓮。

・・・

歩く地面は、

ふわふわしていて、

まるでお酒を飲んで酔っているよう。

・・・

私は何を言うでもなく、

蓮のされるまま・・・
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