冷たい雨に咲く紅い花【後篇ーside実織ー】

もう一つ深呼吸し、眼をあける。

「よし!」


小さく呟き、
白い廊下を歩き出した。


院内の自販機に着くと、

「あれ、」


紅茶が売り切れになっていた。


たしか、
外に出れば近くに自販機があったはず。

そう思い出し、
私は外に出た。


外の自販機であたたかい紅茶を買い、
吉水さんの病院に向かおうとした、

その時、



ポツ、




頬に冷たい雫を感じた。





< 92 / 100 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop