青空バスケ―番外編―


《で、栞奈は!?》


南雲先輩の書いたものを見ながら口を開く。


「いたらどうする?」

《はぁ?
俺、今お前と遊んでる場合じゃねぇんだけど》


あ、今イラッてしたな。

急に変わった大和の声色を聞きながらそんなことを思う。

でも、俺がイラつかせたわけじゃない。

全ては南雲先輩だ。


「いたら、こっちに来る?」

《当たり前だろ!》

「岬、そのまま素直に帰ると思うか?」

《っ……だから!
お前と問答してる場合じゃねぇの!
早く探して聞きたいことがあるんだよ!》

「聞きたいこと?」


あ、しまった。

思わず反射的に聞いてしまった。

恐る恐る南雲先輩を見るも、先輩も気になったのか特に怒った様子は見えなかった。


《いいから!
早く答えろって!》


だけど、大和は俺の質問には答えてくれない。

余程焦ってるのか、俺がなかなか答えないことに段々とイライラが溜まってきているみたいだった。

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