セックスフレンド
外は相変わらず暑い。
キツイ日差しの下、あたしと瑞希くんは肩を並べて歩いた。
「マナの家まで送るよ」
「え?」
「ずっと一緒にいるわけにいかないだろ?」
「そっか…そうだよね」
あたしは何を期待していたのだろう?
「今日、マナに全部話せて良かったよ」
「あたしも。瑞希くんと話しが出来て良かった。じゃないと、誤解したまま終わってた」
「マナ、ごめんな」
瑞希くんが、心底、申し訳なさそうに言った。
「何が?」
「売りなんかしてた汚い体で、マナを抱いたりして」
「……」
「本当にごめん」