セックスフレンド
嫌だ……
途端に胸が苦しくなった。

「……っ」

涙が溢れてくる。
苦しくて苦しくて。
どうしようもない。

瑞希くんに背を向けて泣いていると、

「マナ?」

背後から声がした。
瑞希くんがベッドの電気をつけて、あたしの顔を覗き込んだ。

「どうして泣いてるんだよ? 元カレのことでも思い出してた?」

「…違う」

「もしかして、オレのせい?」

「えっ?」

「オレが変なこと言ったから…」

「瑞希くんは悪くないよ」

そう言いながら。
あたしは上半身の体を起こした。









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