恋……シヨ?‐武藤 雅晴編‐
一瞬、息も出来なくなった。

ドキドキと鳴る心臓は更に煩く身体中に響き渡る。



「だ…ダメ、だよ…。私は武藤くんのことが…!」


「知ってる」



だから、強引に奪うしかないんだ──


そう言って、リクくんは私に唇を押し付けてきた。



「ん……っ!!」



初めて感じる、柔らかい感触。

ファーストキスが奪われた瞬間、私の中で何かが変わった気がした。


すぐに唇を離したリクくんは、「俺まだガキだから、こんなやり方しか出来ないんだ」と切なそうに嘲笑する。


そんな彼のことが、何故か嫌じゃないと思う自分。

沸き上がる不思議な感情。


どうしちゃったの、私──?



「こんなの、ダメなのに…」


「堕ちてよ、俺と」



あぁ…私はなんて意志が弱いんだろう。


リクくんの甘く危険な誘惑に
私は今まさに、自ら陥ろうとしていた──。





*リクの隠しルート
 完成度低すぎのTaboo end(笑)



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