恋……シヨ?‐武藤 雅晴編‐
でもこの人達の制服…優ちゃんの高校と一緒だ。

私に何の用……?



「おっ、かーわいい♪」


「名前何て言うの?俺は松田で、こっちが竹田」


「な…な、なんですか!?」



思いっきりどもりながら一歩後ずさりすると、松田と竹田というらしい二人は顔を見合わせてぷっと笑う。



「すっげーキョドってるよ。可愛いなぁ」


「俺達さ、ちょっとトイレの場所聞きたかったんだよね」


「えっ?あ…トイレ、ですか?」



なんだ、ただそれだけだったのか…
思いっきり警戒しちゃった。


爽やかに笑う二人にホッとした私は、人込みから離れてトイレが見える場所まで少し歩く。


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