恋……シヨ?‐武藤 雅晴編‐
「大嫌いなのよね、そういう野蛮なことする男は。汚い手でその子に触らないでもらえるかしら?」


「な、何だよ…オカマのくせして彼氏気取りか?」


「シャラーーップ!!」



再び怒号が響き渡り、反抗しようとした二人が押し黙る。



「こう見えても力は男なの。
ケツの穴に手ぇ突っ込んで奥歯ガタガタ言わしてあげましょうか?」


「「~~~っ…!!」」



殺気立つ忍先輩に恐れをなした二人は、ピューッと尻尾を巻いて逃げていった。



「そんなことするわけないじゃない。ねぇ?」



ふぅと息をついて、いつものように穏やかに笑いかけてくれる先輩を見たら一気に安堵感が襲ってきた。



「せ……先輩~~~」


「よしよし、怖かったわね。
大丈夫よ、心花ちゃんは私が守ってあげるから」



泣きつく私に先輩は子供にするみたいにポンポンと背中を叩いてくれていた。


先輩……やっぱり頼もしい!!

私、これからも先輩についてゆきます!!




*お姉なカリスマ料理部部長と恋しよう☆
→真々野仁美さま著【恋……シヨ?‐一条忍編‐】へJump!



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