恋……シヨ?‐武藤 雅晴編‐
武藤くんが部活をしない理由も今やっとわかった。

もう今から夢に向かって頑張ってるんだね…。
すごい、本当に尊敬するよ…!



「もっと心も身体も鍛えて、先輩を守っていきたいんです。
さっき連れていかれそうになる先輩を見て、ますますその想いが強くなりました」



──ドキン…。


キラキラと降り注ぐ陽の光が、武藤くんの端整な顔を更に魅力的に輝かせる。

その瞳から真剣な想いが伝わってきて胸が奮えた。



「私も……武藤くんが好き」



想いを口にした瞬間、涙が一粒頬を伝って落ちた。



「大好きだよぉ……」



他にも言いたいことはあったはずなのに、それしか出てこなかった。

感極まって泣いちゃうし声も震えるし…なんかもうグダグダだ。


< 130 / 153 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop