恋……シヨ?‐武藤 雅晴編‐
……じゃ、ない??


顔はそっくりだけど、髪は長めだしなんだかすごくセレブっぽい私服を着てる。

それにあの喋り方…


だ、誰!?



「おや、なんだ先客がいたのか」



世良先生と同じ綺麗な目をほんの少し大きくして、ぽかんとする私達を見やる。



「もしかして君達は…このママ高の古き良き伝説にあやかろうとして来たカップルかな?」


「……伝説?先輩知ってます?」


「う、うん……」



無知だった武藤くんに、私は気恥ずかしさを感じつつ「ここで告白してOKをもらえたら二人は幸せになれるっていう伝説…」と、コソッと耳打ちした。


何でこの人がそんなこと知ってるんだろう…と考えていると、それに答えるかのようにセレブなお兄さんは優雅に教会内を巡りながら語りだした。


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