恋……シヨ？‐武藤 雅晴編‐

まさかの繋がりにはビックリしたなんてもんじゃなかったけど、呼んでくれた武藤くんに大感謝だ。



でも、いくらファンだからって彼氏を差し置いて夢中になってたら、そりゃ嫌だよねぇ…。

ヤキモチ妬いてくれる武藤くんはすごく可愛いんだけど。


なんて呑気に考えてたら、ムスッとしたままの武藤くんはこんなことを言い出した。



「…リュウジと僕、どっちが好きなんですか？」


「えぇっ！？」



ここでも選択を迫られるの！？



＊やっぱりリュウジ！

＊もちろん武藤くん！





……いやいや、ここは考えるまでもなく後者でしょう！！



「もちろん武藤くんに決まってるじゃない！」



そう答えると武藤くんは満足げに笑うから、なんだかしてやられた気分だけど…。

まぁいいか。すごく幸せだから。