溺愛カンケイ!
「今、こんな状態で拓也さんに会ったら私は傷つける事しか言えないと思います。私、どんどん自分がイヤな女になってしまいそうで怖いんです」
ズッと鼻を啜りながら言う。
「花音チャン…」
恋愛初心者の私に大人の対応なんて出来ない。
「花音ちゃん。俺が拓也と話をしてくる。本当は二人の話に他人が首を突っ込むのはよくないと思うけど今の花音ちゃんたちは周りが動かないと平行線のままみたいだからね…」
原田部長は優しく微笑む。
「すみません。ご迷惑をおかけして…」
「そんなのはいいよ。俺は花音ちゃんと拓也には幸せになって欲しいからね」
原田部長の言葉にボロボロと涙が溢れる。
花山主任はそんな私を見てそっとハンカチを差し出してくれる。
「花音チャンはゆっくり身体を休めて怪我を治さなくちゃね」
花山主任と原田部長の優しさが心にしみた。