溺愛カンケイ!
「眼鏡、邪魔だな」
独り言のように呟くとふっと拓也さんの顔が目の前から遠退いた。
眼鏡を外しファイルをしまっている棚の空いてるスペースに置くと、そのままチュッとリップ音を鳴らし触れるだけのキスをして唇が離れた。
あまりにも一瞬の出来事で目を閉じる暇すらなかった。
「何ポカンとしてんの。今度は目、閉じろよ」
そう言って今度は噛みつくような激しいキスをしてきて鼻にかかった声が漏れ出てくる。
「んぅ…」
柔らかな舌に歯列をなぞられ身体がビクリと震える。
縮こまっていた私の舌が、入り込んできた舌先にねっとりと絡めとられお互いの唾液が口の中で混ざり合いキスの角度を変える度に水音がする。
普段の資料室では聞こえるはずもない卑猥な音に煽られるように身体の奥が疼いてくる。
こんな所で何不謹慎な事をやってんの?と頭の片隅で思いつつ拓也さんの首に腕を回し、大胆にも自分からキスをねだるように求めていた。