溺愛カンケイ!
会社を出ると、いつものように拓也さんにメールしようと鞄から携帯を出した。
だけど、資料室での嫌がらせ?の事を思い出したら無性に腹が立ちメールする手を止め携帯を閉じた。
別に連絡なんかしなくてもいいよね。
綾とご飯食べに行くっていちいち報告する事でもないし。
携帯をバイブにしたまま鞄の中にしまった。
私がクローバーにつくと、綾は既に席に座っていた。
「花音、こっち」
奥の方のテーブル席からブンブンと手を振る。
「綾、お待たせ。早かったね」
「まぁね、私は定時で帰るのは基本だから」
残業なんてあり得ないわ、とメニュー表を見てる綾に笑いが漏れた。