溺愛カンケイ!

「花音は何食べる?」

私は間髪入れずに揚げだし餅と答える。
田中主任と来た時は全く味わって食べれなかったし。

今日こそはしっかり美味しさを噛み締めるんだから。


「アハハッ。それ好きだよね、花音は。じゃあ、後は私が適当に決めるよ。シーフードサラダと串焼きセットと…」


優柔不断な私とは違い綾はテキパキと決めて店員を呼んで注文してくれる。
ホント助かる。

次々に料理が運ばれてきた。


今日は最初から飲む気満々。
私はファジーネーブルで綾はビール。


「「カンパ~イ」」


ゴクゴクと喉を潤すように飲んだ。
ふぅ~美味しい。
お酒は強い訳じゃないけど…。


「ねぇ、綾。今日は何かあったの?急に誘ってくれるなんて」

「ん?何もないよ。ただ久々に花音とご飯食べたくなっただけ」

彼氏とばっかり会わずに私とも遊んでよ、と笑いながら言う綾に思わず眉間にシワが寄った。

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