溺愛カンケイ!
「はぁ?誰よ、あんた。こっちは間に合ってるから他を当たって」
綾は男をギロリと睨みながら言う。
綾はすっごい美人なんだよね。
腰までのストレートロングに切れ長の目。
やっぱり綾はモテるんだな~。
でも、この顔で睨まれたら迫力あって怖いよな~なんて思いながら、二人のやり取りをテーブルに顔を付けたままぼんやりと聞いていた。
「そんなこと言わずにって…」
男は綾の顔をじーっと見て、あっ…と呟き
「お前、岡田だろ?岡田綾」
ぜってぇそうだ、間違いないと自信満々に言う。
「何で私の名前…って言うかどうでもいいからあっちに行ってよ」
綾、かなり苛立ってる感じだ。
何でこの人は綾の名前を知ってるんだろ。
綾は知らないみたいだし…。
「俺だよ、俺。高校の時に同じクラスだった坂口だよ」
「坂口って…あっ、あんたは…」
綾はガタッと席を立ち大声を上げた。