君と出会ってーー。~あなたがいた頃は~
「次、4位いきまーす!えーと…202番のかたー」




琴音!?




「やった!当たったよ!空斗行ってくるね!」




琴音は満面の笑顔で走って行った。




「空斗ー」




「何が当たった?」




琴音は水色の包みをガサガサと開けた。




「…。」




出てきたのは真っ白なコップだった。





「…歯磨き用コップ…。」





「だな。」





そんな俺達の空気を無視して、3位の発表に入った。
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