君と出会ってーー。~あなたがいた頃は~
「残念だったなー、俺当たんねーじゃん」




「そんなこともあるって、汗」




3位、2位と終わったが俺は呼ばれなかった。





「帰るか。」





「だね。」





「じゃ、ラストの一位の発表です!一位は125番の方!」





ん、俺?





「125番って空斗じゃない!?」





まぢかよ…。





「あたしもついていくー!」





俺は大きな袋を渡され、中をのぞいた。





「…よし、帰るか!」





「え!?中身は?」





「後でだ、笑」





琴音は、プクーと頬を膨らませ意地悪と言いたげな顔をしていた。
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