シークレット ハニー~101号室の恋事情~
「え、そうなの? 雨宮はてっきりエッチしちゃったらそれから気になっちゃって好きになっちゃうタイプかと思ってたのに」
「否定はしませんけど……相手が相手だし。
これがもし、職場の人とかだったら意識もしちゃうかもしれないけど」
「だって、芸能人って言ったって“元”じゃない」
「それでもやっぱり、ちょっと違いますもん。オーラみたいなのがあるし。
言い方古いですけど、身分違いっていうか。
だからこそ、半分夢心地でエッチしちゃったみたいなところもある気がしますし」
会社関係の人とだったら絶対に関係は持たなかった自信がある。
たった一夜の過ちで会社に居づらくなったりしたくないし、仕事とプライベートはきちんと分けたいから。
「仕事がプライベートに響いちゃうのは、ある程度は仕方ないと思えるんですけど。
プライベートの出来事が仕事に影響しちゃうとかは、絶対に嫌なんです」
伏せていた目でチラっと見ると、福島さんは少し黙った後、ふーっとため息をついた。