青色キャンバス
「亮、お前の兄貴だよ。可愛い妹の様子を見に来たんだけどよ、戸締まりはしっかりしろよな」
戸締まり………!!
私、秋君が帰った後鍵閉めた?
閉めてなかったかもしれない。
それで亮さんが……
「んん!!」
どうしようっ!どうしよう!どうしよう!
どんなにもがいても亮さんの手から逃げられない。
あの日の嫌な記憶が蘇る。
右腕の火傷の痕が痛いはずないのに痛む。
もう蛍ちゃんは守ってくれない…
私は…どうなっちゃうの……?
「雛……」
―ダンッ
「っく……う……」
亮さんは私の両手首を片手で掴み、頭上で抑えつける。
「や、やめて…お願いっ…」
亮さんの空いている手が私太ももを直に撫で上げる。
…気持ち悪い…
怖いよ…誰か…誰か助けて……