青色キャンバス
「先輩、良い嫁になるね。なんなら俺の…」
「またまた、先輩をからかわないの」
秋君は皿洗いをしてくれる。学校一のイケメン王子がうちで皿洗いしてるなんて…
皆が知ったら私無事じゃすまないなぁ…
苦笑いを浮かべて私は皿を拭いていく。
拭いた皿を棚にしまおうとした時、何故か床が歪んで見えた。
「…あれ……?」
なんでだろう……
世界がくるくる…回って…
「先輩!!!」
倒れそうになった私を、秋君が抱き留める。
「先輩…」
秋君………
"ごめんね"と謝ろうとしたのに言葉が出ない。
体が鉛のように重たくなっていく。
私の意識はそのまま途切れてしまった。