朱雀の婚姻~俺様帝と溺愛寵妃~
最初は何が起こったのか分からず、仕事が残っていると言って行ってしまった暁を何も言わずに見送った柚であったが、だんだんと頭の整理がつくにつれ、やるせない気持ちになっていった。
(キスするの断られた……。しばらくは一緒にいられるって言ったのに。なんで……)
腹立たしいやら、恥ずかしいやら、悲しいやら。
柚はだんだんむしゃくしゃしてきて、怒りながら書物庫を出た。
しかも、紫宸殿を出る時に隠れるのをすっかり忘れてしまったので、よりにもよって一番小うるさい老臣に見つかり、一時間近くその場で説教をされた。
もう散々だった。
あのまま暁に見つからず、暁の姿を遠目で見ただけで帰っていればこんなことにならずに済んだと思うと、更に気持ちが落ち込んだ。
(何でキスするの拒んだんだよ。夜も一緒に寝てくれないし。私のこと、もう好きじゃなくなったのか?)
柚はすっかり意気消沈してしまい、トボトボと歩いていた。
このまま部屋に戻るのも、落ち込んだ気持ちを持って帰るだけだと思い、今度は清涼殿に稚夜に会いに行ってみることにした。
(キスするの断られた……。しばらくは一緒にいられるって言ったのに。なんで……)
腹立たしいやら、恥ずかしいやら、悲しいやら。
柚はだんだんむしゃくしゃしてきて、怒りながら書物庫を出た。
しかも、紫宸殿を出る時に隠れるのをすっかり忘れてしまったので、よりにもよって一番小うるさい老臣に見つかり、一時間近くその場で説教をされた。
もう散々だった。
あのまま暁に見つからず、暁の姿を遠目で見ただけで帰っていればこんなことにならずに済んだと思うと、更に気持ちが落ち込んだ。
(何でキスするの拒んだんだよ。夜も一緒に寝てくれないし。私のこと、もう好きじゃなくなったのか?)
柚はすっかり意気消沈してしまい、トボトボと歩いていた。
このまま部屋に戻るのも、落ち込んだ気持ちを持って帰るだけだと思い、今度は清涼殿に稚夜に会いに行ってみることにした。