朱雀の婚姻~俺様帝と溺愛寵妃~
そういえば、稚夜に会うのは久々だったな、と柚は思った。
以前は貴次の稽古で毎日会っていたが、あの一件以来稚夜との関わり合いがなくなってめっきり会うことがなくなった。
久々に会ったらさぞかし稚夜は喜んでくれるだろうと思った。
稽古場で使っていた庭院へ行くと、稚夜が布を被せた大きな箱を持って、木々が生い茂っている辺りをウロウロしていた。
「稚夜!」
大きな声で呼びかけると、稚夜は肩をビクっと上げて振り返った。
声を掛けてきた人物が柚であると認識すると、稚夜の表情がみるみるうちに明るくなった。
「姉さま!」
稚夜は大きな箱を地面に置いて、嬉しそうに駆けてきた。
稚夜の小さな体を受け止め抱きしめると、落ち込んでいた気持ちが消えていく。
稚夜を抱きしめながら、会いにきて良かったなと心から思った。
「稚夜、元気にしてたか?」
「はい! 勉強することが沢山あって忙しいけど、勉強は嫌いじゃないし、早く暁兄様の役に立つ男になりたいから、日々充実しています」
「凄いな。私は勉強が大嫌いだ」
柚の言葉に稚夜は破顔した。
貴次のことがあって、まだショックで落ち込んでいるかと思ったけれど、稚夜なりに乗り越えて頑張っているみたいだった。
歳のわりにしっかりしている稚夜だが、柚が頭を撫でてやると嬉しそうに身を委ねている。
やっぱりまだまだ子供なんだなと思うと、愛おしさが込み上げてきた。
以前は貴次の稽古で毎日会っていたが、あの一件以来稚夜との関わり合いがなくなってめっきり会うことがなくなった。
久々に会ったらさぞかし稚夜は喜んでくれるだろうと思った。
稽古場で使っていた庭院へ行くと、稚夜が布を被せた大きな箱を持って、木々が生い茂っている辺りをウロウロしていた。
「稚夜!」
大きな声で呼びかけると、稚夜は肩をビクっと上げて振り返った。
声を掛けてきた人物が柚であると認識すると、稚夜の表情がみるみるうちに明るくなった。
「姉さま!」
稚夜は大きな箱を地面に置いて、嬉しそうに駆けてきた。
稚夜の小さな体を受け止め抱きしめると、落ち込んでいた気持ちが消えていく。
稚夜を抱きしめながら、会いにきて良かったなと心から思った。
「稚夜、元気にしてたか?」
「はい! 勉強することが沢山あって忙しいけど、勉強は嫌いじゃないし、早く暁兄様の役に立つ男になりたいから、日々充実しています」
「凄いな。私は勉強が大嫌いだ」
柚の言葉に稚夜は破顔した。
貴次のことがあって、まだショックで落ち込んでいるかと思ったけれど、稚夜なりに乗り越えて頑張っているみたいだった。
歳のわりにしっかりしている稚夜だが、柚が頭を撫でてやると嬉しそうに身を委ねている。
やっぱりまだまだ子供なんだなと思うと、愛おしさが込み上げてきた。