朱雀の婚姻~俺様帝と溺愛寵妃~
「由良の気持ちは有難い。
しかしな、余は常にその気があるのだ。
最近、夜に訪ねなくなったことだって、夜に一緒にいたら柚の気持ちを無視して無理やり抱いてしまう怖れがあるからなのだ。
余は柚を早く抱きたくてしょうがないから、ずっと我慢しておったのに、媚薬なんぞ盛られたら、誰彼かまわず襲いたくなっても仕方ないと思うのだ。
それなのに、あそこまで我慢して。
余の頑張りを少しは認めてほしいぞ」
「ええ!?」
由良と柚は声を合わせて驚いた。
「夜に来なくなったのは、そういう理由があったのか!?」
「おい柚、なにを今更言っておるのだ。結婚式が終わるまで待ってほしいと言ったのは柚であろう」
「そう、だったっけ?」
柚のとぼけ具合に、暁は思わず絶句した。
どれほど暁が我慢していたか柚には伝わっていなかったからである。
「恐れ多いのですが、帝は陰萎なのではないのですか?」
「陰萎!? まさか。余はどちらかといえば絶倫だぞ」
暁は少し得意気に言った。
「陰萎ってなんだ?」
「柚様は知らないままでいいのでございます。
そんな、わたくしはずっと勘違いをしておりましたのね。
柚様が拒んでいただなんて。帝のお辛い気持ちに火に油を注ぐようなことをしていただなんて……。
やはりわたくしは死をもって償わさせていただきます」
しかしな、余は常にその気があるのだ。
最近、夜に訪ねなくなったことだって、夜に一緒にいたら柚の気持ちを無視して無理やり抱いてしまう怖れがあるからなのだ。
余は柚を早く抱きたくてしょうがないから、ずっと我慢しておったのに、媚薬なんぞ盛られたら、誰彼かまわず襲いたくなっても仕方ないと思うのだ。
それなのに、あそこまで我慢して。
余の頑張りを少しは認めてほしいぞ」
「ええ!?」
由良と柚は声を合わせて驚いた。
「夜に来なくなったのは、そういう理由があったのか!?」
「おい柚、なにを今更言っておるのだ。結婚式が終わるまで待ってほしいと言ったのは柚であろう」
「そう、だったっけ?」
柚のとぼけ具合に、暁は思わず絶句した。
どれほど暁が我慢していたか柚には伝わっていなかったからである。
「恐れ多いのですが、帝は陰萎なのではないのですか?」
「陰萎!? まさか。余はどちらかといえば絶倫だぞ」
暁は少し得意気に言った。
「陰萎ってなんだ?」
「柚様は知らないままでいいのでございます。
そんな、わたくしはずっと勘違いをしておりましたのね。
柚様が拒んでいただなんて。帝のお辛い気持ちに火に油を注ぐようなことをしていただなんて……。
やはりわたくしは死をもって償わさせていただきます」