朱雀の婚姻~俺様帝と溺愛寵妃~
「柚が、余の嫁になってくれるということは、とても嬉しい。
今すぐ柚を抱きたい気持ちもある。
だが、柚に無理強いさせてまで、余のものにしたいとは思わぬのだ。
先程、余がずっと我慢していたと言い、由良にも男とはなんちゃらと聞き、拒んでいたことを責められた気持ちになったかもしれないが、そんなこと気にしなくていいのだ。
余は柚の気持ちを大事にしたい。
柚が心から安心しきって余に身を委ねてくれるまで待てるぞ」
暁の優しい言葉に、柚の鬼気迫った表情は消え、みるみるうちに瞳が涙で溢れかえった。
「暁っ!」
柚は暁の胸に飛び込んだ。
泣いている顔を胸板に押し付け、背中に回した手にぎゅっと力を込める。
「ごめんな、ごめんな暁。
自分ばっかりが辛いと思って、暁の気持ち考えてなかった。
暁は、私のことをちゃんと見てくれて、考えてくれて、大切にしてくれてたのに、それすら分かってなかった。
ごめんな暁、本当にごめん」
暁は、泣いて謝る柚の身体をきゅっと抱きしめ返した。
「良いのだ。余の方こそすまなかった。柚に悲しい思いをさせてしまったな」
柚は暁の胸板に顔を埋めながら、ぶんぶんと首を振った。
今すぐ柚を抱きたい気持ちもある。
だが、柚に無理強いさせてまで、余のものにしたいとは思わぬのだ。
先程、余がずっと我慢していたと言い、由良にも男とはなんちゃらと聞き、拒んでいたことを責められた気持ちになったかもしれないが、そんなこと気にしなくていいのだ。
余は柚の気持ちを大事にしたい。
柚が心から安心しきって余に身を委ねてくれるまで待てるぞ」
暁の優しい言葉に、柚の鬼気迫った表情は消え、みるみるうちに瞳が涙で溢れかえった。
「暁っ!」
柚は暁の胸に飛び込んだ。
泣いている顔を胸板に押し付け、背中に回した手にぎゅっと力を込める。
「ごめんな、ごめんな暁。
自分ばっかりが辛いと思って、暁の気持ち考えてなかった。
暁は、私のことをちゃんと見てくれて、考えてくれて、大切にしてくれてたのに、それすら分かってなかった。
ごめんな暁、本当にごめん」
暁は、泣いて謝る柚の身体をきゅっと抱きしめ返した。
「良いのだ。余の方こそすまなかった。柚に悲しい思いをさせてしまったな」
柚は暁の胸板に顔を埋めながら、ぶんぶんと首を振った。