朱雀の婚姻~俺様帝と溺愛寵妃~
まるで何か月も会えなかった恋人同士のように再会を喜ぶ暁。


ぎゅうっと力強く抱きしめられ、苦笑いしながら抱擁を受け止める。


暁のように、何時間か離れていただけで寂しさを募らせるということはないが、それでも抱きしめられると悪い気はしなかった。


好きな人の匂いに包まれて、好きな人の温もりを感じる。


暁の柚を想う気持ちが大きくて、半ば呆れてしまうくらいだけれど、嬉しくてだんだん顔が綻んでいく。


「そんなに長い間離れてたわけじゃないだろう。まったく暁は大げさだなぁ……って、おい! なにしてんだよ!」


 暁は柚の衣服を機用に解いて脱がせていた。


「なにって、服を着たままだと邪魔であろう」


 ニコニコしながら全く悪びれる様子もない。


「何が邪魔なんだよ! 何する気だよ!」


「なにって……。昨日の続きに決まっておるだろう」


 魅惑的な笑みを見せる暁。ついクラリとしてしまうほど、その笑みは美しかった。


「続きって、またアレをするのか!? 今日も!?」


「ああそうだ。今日も明日も明後日も。毎晩するぞ」


「私を殺す気か!」


 思わず柚は叫んだ。


冗談でも何でもなく、あんなのを毎晩したら死ぬ気がする。
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