エンドレス・ツール
黒縁のメガネをかけているし髪の量も多いから、あたしは人に暗い印象を与えているらしい。
一応毎朝アイロンをかけて手入れはしているつもりだけど、髪を褒められたのは初めてだった。
翔さんは暗めの茶髪。伸ばしかけ……っていうのかな、この長さ。
「あたし、けっこう暗い印象らしいです」
「髪の量が多くて顔にかかるからでしょ? 確かに第一印象は暗くなるかもね」
「翔さんも思いました?」
「ちょっとね。でも俺、見た目はあんまり気にしないから。話してみないと、人ってわからないじゃん」
翔さんが横であたしの髪をいじっている。
髪の毛には神経は伝わっていないのに、それでもいじられていると翔さんの指に反応してしまう。
一応毎朝アイロンをかけて手入れはしているつもりだけど、髪を褒められたのは初めてだった。
翔さんは暗めの茶髪。伸ばしかけ……っていうのかな、この長さ。
「あたし、けっこう暗い印象らしいです」
「髪の量が多くて顔にかかるからでしょ? 確かに第一印象は暗くなるかもね」
「翔さんも思いました?」
「ちょっとね。でも俺、見た目はあんまり気にしないから。話してみないと、人ってわからないじゃん」
翔さんが横であたしの髪をいじっている。
髪の毛には神経は伝わっていないのに、それでもいじられていると翔さんの指に反応してしまう。