エンドレス・ツール
「翔さんって、優しいんですね」
「え? 何いきなり」
「ケイゴさんのこと、ちゃんと見てるんですね」
「そりゃあ、中学の時からの腐れ縁だから。憎めないんだよなー。りーには言えないことも見たことあるし」
「え、あたしに言えないこと?」
「りーにはまだまだ早いってこと」
「子供扱いしてるでしょ」
「二十歳になるまではガキだよ」
「翔さんだって、つい最近二十歳になったばっかりでしょー」
ぺしんっと翔さんの腕を軽く叩く。いつものお返しだ。
「いてっ。ねえ、りーは彼氏いないの?」
「え?」
「いや、彼氏いたら、男と二人で飲んだって言ったらやばくない?」
「どういうことですか?」
「誤解を与えかねないってこと」
「浮気……ですか」
「うん。もう帰った方がいいかもよ」
……それって。
「え? 何いきなり」
「ケイゴさんのこと、ちゃんと見てるんですね」
「そりゃあ、中学の時からの腐れ縁だから。憎めないんだよなー。りーには言えないことも見たことあるし」
「え、あたしに言えないこと?」
「りーにはまだまだ早いってこと」
「子供扱いしてるでしょ」
「二十歳になるまではガキだよ」
「翔さんだって、つい最近二十歳になったばっかりでしょー」
ぺしんっと翔さんの腕を軽く叩く。いつものお返しだ。
「いてっ。ねえ、りーは彼氏いないの?」
「え?」
「いや、彼氏いたら、男と二人で飲んだって言ったらやばくない?」
「どういうことですか?」
「誤解を与えかねないってこと」
「浮気……ですか」
「うん。もう帰った方がいいかもよ」
……それって。