エンドレス・ツール
あたし、余計なこと聞いちゃった……よね。
怒ってるかな。
いくら優しい翔さんだって、自分の事情をずけずけと聞く女なんて……。
「……したいの?」
翔さんが缶を中央のテーブルに置いて、顔を近づけてきた。
「……え?」
顔をあげると、目の前に翔さんの顔があった。
さっきの笑い顔など微塵もない。
ち、近いし……。
ちょっと顔を動かしたら、キスができそうな距離。
「翔……さん?」
「俺は別にいいけど」
「……へ?」
「彼女以外の女とやるのは趣味じゃないけどね」
翔さんの手があたしの頬に触れた瞬間、びくっと体が震えた。
怒ってるかな。
いくら優しい翔さんだって、自分の事情をずけずけと聞く女なんて……。
「……したいの?」
翔さんが缶を中央のテーブルに置いて、顔を近づけてきた。
「……え?」
顔をあげると、目の前に翔さんの顔があった。
さっきの笑い顔など微塵もない。
ち、近いし……。
ちょっと顔を動かしたら、キスができそうな距離。
「翔……さん?」
「俺は別にいいけど」
「……へ?」
「彼女以外の女とやるのは趣味じゃないけどね」
翔さんの手があたしの頬に触れた瞬間、びくっと体が震えた。