重なる身体と歪んだ恋情
机の引き出しからペンダントを掴んで取り出そうとすると、
「え?」
鎖がどこかに引っかかって取り出せない。
「んっ!!」
だから力任せに引っ張って、
「あっ!!」
思いっきり引っ張った瞬間、多分鎖が切れたのだと思う。
私は尻餅をついてしまってペンダントから手が離れて。
それは私の上を飛んで部屋の外まで飛び出してしまった。
そしてその瞬間、
「きゃあ!!」
ガシャンとまだガラスの割れる音が。
その音に目を閉じて体を縮めて。
だけどいつまでそんなことをしてる場合じゃないから這うように部屋の外に。
早く、ペンダントを――。
そう思って手を伸ばす私の前に信じられない光景が広がっていた。
「……う、そ」
階段の踊り場のガラスは割れ、何故か火は階段で燃え上がる。
ペンダントは階段の欄干に引っかかっていて……。
「千紗様ぁ――!!」
小雪の声が小さく聞こえる。
それよりも火が燃える音のほうが大きくて……。
火に、音があるなんて初めて認識したかもしれない。
パチパチと絨毯を燃やし、壁にかけられた油絵をゴウと巻き込んで。
「……ペンダント」
だけど、あれだけは――。
手を伸ばして何とか取ろうとするのに、絨毯を走る火の速さは私の想像を超えていて。
「熱っ」
指先に痛みが走る。
それ以上に熱くて、漂う煙が私の喉を焼いて……。
「え?」
鎖がどこかに引っかかって取り出せない。
「んっ!!」
だから力任せに引っ張って、
「あっ!!」
思いっきり引っ張った瞬間、多分鎖が切れたのだと思う。
私は尻餅をついてしまってペンダントから手が離れて。
それは私の上を飛んで部屋の外まで飛び出してしまった。
そしてその瞬間、
「きゃあ!!」
ガシャンとまだガラスの割れる音が。
その音に目を閉じて体を縮めて。
だけどいつまでそんなことをしてる場合じゃないから這うように部屋の外に。
早く、ペンダントを――。
そう思って手を伸ばす私の前に信じられない光景が広がっていた。
「……う、そ」
階段の踊り場のガラスは割れ、何故か火は階段で燃え上がる。
ペンダントは階段の欄干に引っかかっていて……。
「千紗様ぁ――!!」
小雪の声が小さく聞こえる。
それよりも火が燃える音のほうが大きくて……。
火に、音があるなんて初めて認識したかもしれない。
パチパチと絨毯を燃やし、壁にかけられた油絵をゴウと巻き込んで。
「……ペンダント」
だけど、あれだけは――。
手を伸ばして何とか取ろうとするのに、絨毯を走る火の速さは私の想像を超えていて。
「熱っ」
指先に痛みが走る。
それ以上に熱くて、漂う煙が私の喉を焼いて……。