魔法都市

奏は弥生に呼ばれて司令室に来ていた
弥生はMEEOのトップの総代表

その次に洸と奏が並ぶ
奏の場合、特別総指揮官のため本当に"何か"無い限りは自由だ

基本指揮を取るのは洸の仕事だからだ
だが、特別総指揮官であるからこそ黒羽に関する仕事は良く任される

「弥生さん、私に用事って?」

「ごめんね。急に」

「構わないんですけど…」

何かを言いかけながらチラッと弥生の隣にいる人物を見る

「ところで、なんで蓮斗がいるの?」

「オレが居たらまずいのかよ…」

弥生の隣にいるのは蓮斗だ
どうやら蓮斗はとある報告をしに弥生のところに来ていたらしい

「そういうじゃないけど」

「なら、別に良いだろ?オレも今回はいろいろ動いてたんだよ」

「……ってことは何か掴めたの?」

蓮斗の言葉に奏が食いつく
まあ、待てと制する

「蓮斗には私から動くようにお願いしていたのよ」

「こないだの会議のあとから洸さんからもお願いがあっただろ?MEEO(こっち)と魔法管理委員の動きの監視」

「あぁ、そう言えば…」

「そっから出入りをしているんだが今のところは怪しい動きしてるヤツは居ないけど気になることが起きたんだよ」

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