魔法都市

『奏を…あの子を頼むわ』

『分かりました!必ず助けるわ』

『えぇ。さ、行くわよ弥生』

弥生と夕紀は施設をあとにして奏を助けるべく研究所へ向かうことにした

児童施設から百合華たちがいる研究所まではだいぶ距離がある
それまでの間に耳に付けてた通信機で魔法管理委員会のものに指揮を取りながら状況説明をする

『……と、いうわけなのよ。私と夕紀が追うから他に者たちに警戒をするようにお願い!』

『急ぎましょ!』

『ええ』

通信機を切ると急いで向かう
能力や魔法を使うと気付かれる可能性があるため走って追うしかなかった

だが、黒羽が所用する研究所はいくつもあるため特定には時間が掛かる
バックアップで情報班が動けるように色々と許可を出していた

『それにしても、あの子を狙うなんて…』

『瑠奈の子供だけあってチカラは大人より上だけどまだまだ子供だから何が起きるか分からないわ…』

『百合華たちをもっと警戒するべきだったわ。私や夕紀はともかく子供も狙うなんて一体なんの実験してんのかしら』

『……あまり考えたくはないけど人体実験だと思うわ』

『……え?』

研究者どもにとって研究は何よりも結果を残す
どんな形であれ、いまは黒羽を止めるしかない

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