魔法都市
「そうなのよねー。だから今回の実践授業の能力科と合同なのよ」
「「合同?」」
口を揃えて言う二人
「そ、合同。教える側のこっちは人数足りないけど実践経験するには魔法使い同様さまざまな能力を持った能力者が相手にしたほうが一石二鳥てワケ」
「なるほど…」
「でも、普通科に混じってるオレには必要ないんじゃねぇか?」
「だよね。さんざんあちこちて鍛えてるし」
いまの話に呆れるアリア
「でも、ジャッジメントの折坂くんや水瀬くんは今回の実践授業に参加するわよ?」
「咲哉くんと要くんが?」
「あの二人だって充分能力面は高いほうだぜ?」
「自ら参加させてほしいって言ってきたのよ」
「あの二人がね…」
咲哉と要が実践授業に参加する理由
それは自分の能力を高める他に自分自身も鍛えてもっと強くなるためだ
「…と、いうワケよ」
「強くなるため…か」
「ちなみに、教える側には四人足りなくて困ってるのよね」
はぁ…とため息混じりに言うアリア
そしてジーッと二人を見る
「な…何ですか?」
「まさか…オレたちも参加しろと?」