ねぇ、好き。上



「今日のメニューは、白いパンとコンスープ。ステーキと果実シャーベットでございます。お召し上がりくださいませ」

メイドは、3人。



1人のメイドが言った。


「旦那様と奥様とお坊っちゃまはその通りのメニューでございますが…
お嬢様は、奥様の言いつけで違うメニューをご用意させていただいております」



どうして、あたしだけ…?





「お嬢様は…」
と、言いかけて口をつぐんだ。



何だろうと思い、メイドをみる。



そのもう1人のメイドが

「奥様、本当によろしいのですか?お嬢様が可哀想なのではありませんか?」



可哀想…?




メイドは、あたしを心配しているようだ。




「いいのよ。願いを叶えてあげたんだから、それぐらいして当然だわ」


え…




あ…。



まさか…




何かあるんだろうか。


きっと、あるはず…


だって、お母様なんだから。






「かしこまりました」








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