星に願っても…。

～３年前～(キラside.)

篠咲さんにはあの日行ったカフェを譲ってもらった。


今、私は一人であの小さなカフェを経営している。



トワと同じ仕事ももらった。




トワから話を聞いた。

私たちにはハヤトとその妹のマナという幼馴染がいたこと。

その幼馴染二人は裏の人間に殺されたということ。



そして…。



私たちのお母さんとお父さんはハヤトくんとマナちゃんが亡くなってすぐに事故に遭った。

その事故で両親は帰らぬ人となった。ということ。


トワはお母さんとお父さんが事故に遭う前の夜、ハヤトくんとマナちゃんを殺した犯人を見てしまったかも。と話していたのを聞いた。ということ。




「それが全部偶然だと思う？」



とトワは私に聞いた。私は偶然だとは思えなかった。



だから…。




トワと同じ仕事をもらうことした。




篠咲さんに頼みこんで、もらった仕事。



トワは最初許してくれなかった。何度もやめろと言われた。




でも…。トワを守るにはその選択肢しかないと思ったから…。



何度も星に誓った。




私はトワの隣でトワと同じことをして、トワの背負っているものを一緒に持つ。



と…。




最初は銃の撃ち方だってナイフを刺す場所だって間違ってばかりで…。


トワに迷惑をかけた。でも今では、篠咲さんに、




「トワより銃はうまいな」



と言われるほどになった。




でも…。どれだけ悪い奴を葬っても両親と幼馴染の敵はとれない。



私は両親の顔もわからないし幼馴染の顔もわからない。

でも、トワが戦うというのであればどこへだって一緒に行く。




私はトワの妹なんだから…。