学園怪談2 ~10年後の再会~
『帰れ、帰れ帰れ帰れかえれかえれかえれかえれかえれ!(来い、来い、来い、こいこいこいこい!)』
爆風にも似た強烈なメッセージが僕たち二人を襲った。そして……!
「今、行きます!」
「ダメだあああ!」
一瞬早く前に踏み出した芳江ちゃんを僕は直ぐに引き戻した。
「きゃあああああ!」
芳江ちゃんが悲鳴を上げた。
……その理由は簡単だ。僕たちの眼前には、もう先がなかった。芳江ちゃんの足元ですっかり吊り橋は途切れており、もし僕が引き寄せなかったら、今頃彼女は奈落のような崖の下へと転落していたに違いない。
『ウオオオオオオオ!』
その直後。今まで穏やかに感じていた霊気が一転して殺意の塊となって押し寄せた。
「うう、寒い。それに……頭が割れそうだ」
僕は芳江ちゃんを背中に担ぐと、這いずるようにして殺意の空気の中を引き返した。強い霊感を持った芳江ちゃんはモロに殺意の霊気を受けて気絶していた。
……そして、どれだけ時間が経ったのか。僕たちは柵の内側まで戻ってこれた。二人とも無事だ。そして目を覚ました芳江ちゃんの口から一言だけ言葉が洩れた。
『口惜しや……仲間が欲しい』
爆風にも似た強烈なメッセージが僕たち二人を襲った。そして……!
「今、行きます!」
「ダメだあああ!」
一瞬早く前に踏み出した芳江ちゃんを僕は直ぐに引き戻した。
「きゃあああああ!」
芳江ちゃんが悲鳴を上げた。
……その理由は簡単だ。僕たちの眼前には、もう先がなかった。芳江ちゃんの足元ですっかり吊り橋は途切れており、もし僕が引き寄せなかったら、今頃彼女は奈落のような崖の下へと転落していたに違いない。
『ウオオオオオオオ!』
その直後。今まで穏やかに感じていた霊気が一転して殺意の塊となって押し寄せた。
「うう、寒い。それに……頭が割れそうだ」
僕は芳江ちゃんを背中に担ぐと、這いずるようにして殺意の空気の中を引き返した。強い霊感を持った芳江ちゃんはモロに殺意の霊気を受けて気絶していた。
……そして、どれだけ時間が経ったのか。僕たちは柵の内側まで戻ってこれた。二人とも無事だ。そして目を覚ました芳江ちゃんの口から一言だけ言葉が洩れた。
『口惜しや……仲間が欲しい』