学園怪談2 ~10年後の再会~
第69話 『小松少年の事件簿~その4、殺人映画事件①~』 語り手 小松っちゃん
ガラリ。
ドアを開けて姿を現したのは一人の少年だった。
「やあ、みんなお変わりないようで」
そこにいたのは小松っちゃんだ。十年前の怪談にもしばしば登場した無敵の迷探偵……もとい、名探偵だ。
「おお久しぶり小松っちゃん。キミも相変わらず変わらないね」
徹さんがガッチリと握手を交わしたが、いくらなんでも変わらなさすぎだろう。背丈といい幼さの残る顔といい、我々だってこの十年の間にいくらか歳を重ねたのに、彼は十年経っても何の変化もない。
「いや~、でもさすがは頭脳明晰で数々の事件を解決した小松っちゃんだ。今は私立探偵をやってるんだってね」
紫乃さんの言葉に、小松っちゃんは照れたように頭を掻いた。
「そんな大した事ないよ。みんなが応援してくれたおかげさ。それに事務所だって自宅と兼用だし、まだまだこれからだよ」
全くもって子供にしか見えない彼だが、今では立派に独立した社長なのだという。人生とはわからないものである。
「さあ、今回の怪談は僕が話そう。僕の解決した事件の中でも最も困難な事件の一つだったものだよ」
小松っちゃんの探偵と怪談が絡む久々の話とはどんなものなのか? 私は唾を飲み込むと一言も聞き逃さない覚悟で耳を傾けた。
ガラリ。
ドアを開けて姿を現したのは一人の少年だった。
「やあ、みんなお変わりないようで」
そこにいたのは小松っちゃんだ。十年前の怪談にもしばしば登場した無敵の迷探偵……もとい、名探偵だ。
「おお久しぶり小松っちゃん。キミも相変わらず変わらないね」
徹さんがガッチリと握手を交わしたが、いくらなんでも変わらなさすぎだろう。背丈といい幼さの残る顔といい、我々だってこの十年の間にいくらか歳を重ねたのに、彼は十年経っても何の変化もない。
「いや~、でもさすがは頭脳明晰で数々の事件を解決した小松っちゃんだ。今は私立探偵をやってるんだってね」
紫乃さんの言葉に、小松っちゃんは照れたように頭を掻いた。
「そんな大した事ないよ。みんなが応援してくれたおかげさ。それに事務所だって自宅と兼用だし、まだまだこれからだよ」
全くもって子供にしか見えない彼だが、今では立派に独立した社長なのだという。人生とはわからないものである。
「さあ、今回の怪談は僕が話そう。僕の解決した事件の中でも最も困難な事件の一つだったものだよ」
小松っちゃんの探偵と怪談が絡む久々の話とはどんなものなのか? 私は唾を飲み込むと一言も聞き逃さない覚悟で耳を傾けた。