溺愛シンデレラ~キミとHappyWedding~
「言っとくけど…純名…拓真は俺たちの子供だぞ…。親父と母さんにあまり世話させるな」



「…ちゃんと節度を持って…見に来ているし、お世話してるわよ…辰真」


母さんに初めて、名前を呼ばれた気がする…



「今の私の中でのたっ君は…拓真だから・・・」


そう言うコトかーーー・・・


「・・・」


「もうすぐ、結婚記念日だ…拓真は俺たちが預かるから…たまには二人で外で食事して来い」



俺と純名は顔を見合わせる。


そう言えば…もうすぐ…俺たちの結婚記念日だった。


親父に言われるまで、忘れていた。



「お言葉に甘えて…行って来るよ」






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