愛を知る日まで
「まーひーろっ。何か欲しいモンってない?」
待ちに待った翌週の朝、夜勤帰りにうちに来た真陽の背中に抱き付きながら俺は早速聞いてみた。
「え?欲しいモノ?」
「そう。なんでもいいよ。」
目をぱちくりさせて俺を振り返る真陽の服を後ろから捲り上げながら俺はご機嫌に言った。
「どうしたの?急に…んっ…!」
背中越しにじゃれつきながら、捲り上げて露になった胸に触れると真陽の身体がピクリと跳ねた。
「なんかプレゼントしようと思って。何がいい?鞄?ケーキ?服とか靴ならサイズ教えて?」
上機嫌に言いながら俺は両方の手で真陽の胸を包んだ。あったかくて柔らかい。やっぱおっぱいっていいな。
「ん…っ、ぷ…プレゼントなんて誕生日でも無いのに…あっ、…急にどうしたの…?」
身を捩りながら振り返って聞いた真陽に答えようとしたけど、その顔がなめましかったから俺はついキスをしてしまって、会話はそこで途切れた。