愛を知る日まで
「えー、今までボランティアとして当園に尽力してくれた柏原柊くんが本日付でこちらを辞めるコトになりました。」
雉さんがそうに告げると揃っていたスタッフたちは皆驚きの色を浮かべた。
その中でも一際、真陽の顔が驚いて見えた。
そりゃそうだよな。言っておかなかった事、やっぱちょっと悪かったかも。
そして、雉さんが大体の事を説明してくれた後、俺はみんなに一言挨拶すべく緊張しながら一歩前に進み出た。
「…えっと…
…お世話に、なりました。
なんか色々迷惑とか掛けちゃったけど、ここに居られて楽しかったです。
ありがとう…ございました。
…あの…、
俺、これから児童福祉でちゃんと働けるように勉強してきます。
だから…その、なんて言うか
いつになるか分かんないけど、またいつの日かみんなと働けたら、いいなって…
~っ、ああ、もういいや。上手く喋れない。園長、もういい、俺からはこれでおしまい!」
ああもう本当に!こっぱずかしいったらありゃしねえ!!
俺は真っ赤になりながら、さっさと雉さんの脇に引っ込んだ。