*双子ちゃん*



長い長い入学式はやっと終わった。


うぅ…


ずっと座ってたせいか、お尻が痛い…



あたしは、痛いお尻を擦った。



すると…


「美桜ー!!!!」



聞き覚えのある声が後ろのほうから聞こえた。


振り返るとそこにはお母さんがいた。



「お母さん!!!」



あたしはお母さんのほうに駆け寄った。



「来てたんだね、入学式。」



「もちろん!!!マオのほうも行ってきたわよ!!!」


「そういえば、マオのほうはもう終わってるんだっけ??」


「えぇ。やっぱお父さんの言ってた通り、ここの入学式は長いわねー!!」


「だね!!!」


そんな他愛もない話をしていると…


「マオ!!!先生のとこ行かなくていいのか!?」






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