どうして私を選んだの?【完】
「あらあら、可愛らしいお嬢さんじゃない、遥斗もやるわね〜!あ、私は遥斗の母の北川瑠璃子です!よろしくね、優芽ちゃん」
瑠璃子さんは、それだけ言うと、
「あ、今、遥斗呼んでくるわね!」
楽しそうににこやかな笑みを浮かべながら、リビングを出ていった。
「さ、優芽ちゃん、座って座って」
「ありがとうございます」
残された幸さんと私は、ソファーに座り、瑠璃子さんの帰りを待つ。