ALONES
碧い瞳から大粒の涙を零して、キーラは僕を見上げた。
なんで、どうして、どうして。
分からなくて、でも、申し訳なくて…
ごめんなさい、嫌いにならないでと、泣きじゃくる彼女を僕はただ抱きしめた。
嫌いになんかならないよ、謝らなければいけないのは…僕の方だ。
「ごめん…。僕が弱いからだ。」
だからこんなにも君に心配をさせてしまって、余計に悲しい思いをさせてしまう。
こんな馬鹿げた事、聞かなければよかった。
聞かなければよかった。
「君を悲しませてしまう、僕が悔しい。」
出会ってからずっと笑っていた彼女を泣かせてしまった。
もうそれだけで地獄に堕ちる事が出来そうだ。
「君に何もしてあげられていないのはきっと、僕の方だよ。」
そう言えば、違うと言わんばかりに腕の中で何度も首を振るキーラ。
けれど、違わなくない。
君は僕の太陽なんだ。
そんな太陽に、ひどい事を言ってしまった僕を、誰が許してくれるだろうか。