『無明の果て』
「読んでもいいですか。」


「あなたに読んでもらいたいと思って、お誘いしたんですよ。」



もう一度出会わなければならない自分に、岩沢は立ち向かうんだと思った。


そういう思い込みの力は、勝ち負けなどないもっと強い歩みが出来ると言っているようだった。



封筒の裏に書かれた

”麗子“


の文字は、私の何を目覚めさせるんだろう。
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