双子の姉妹の マキとマイ
宙は私の顔をじーっと見つめる。


「な、なに??」


宙は少し間をおいて言った。


「お前、大丈夫か?」


………なにが??


なんかあったっけ!?


私は少し考えてみるものの、何も思い当たらない。


宙は呆れた顔をして言った。


「もしかして、お前。自分が何されたか気付いてないわけ?」


………何かされたっけ!?


まったくわからないんだけど!?


私は素直に言った。


「えっと。わかんないかな?」


テヘッと笑ってみても、宙は呆れた表情のままため息をついた。
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