双子の姉妹の マキとマイ

隣にいた金髪をクルクルにまいた女の子が鼻で笑って言った。


「あれー?この子、噂の転校生じゃん?」


どの、噂ですか?


そう聞いてやろうかと思ったけど、しばらく黙って様子を見ることにした。


また茶髪の子が言った。


「あー!ほんとだぁ!転校初日で髪の色抜いてて、化粧しまくりの女の子でしよぉー?本当にすごい神経してるよねぇー?」


私はチラッと女の子の持っている教科書を見る。


名前までは見えなかったけど、2年生なのは分かった。


私は立ち上がって教科書を拾う。


先輩たちはクスクスと笑って私を見る。


私は小さくつぶやいた。


「………で………ど?」


先輩たちは私の肩をドンッとおして言った。


「え?聞こえなーい!!」


私は無表情のまま、ずいっと一歩近づいた。
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