双子の姉妹の マキとマイ
「おい円香!俺のマキにくっつくな!!」


はぁ!?いつあんたのものになったのよ!?


円香は今にも口から火を出す勢いで言った。


「あぁ?お前こそ私のマキに触んないでよ!!」


そーだ!そーだ!


私は円香のものだぁ!!


響夏はもっていたボールを円香に渡して言った。


「今日こそ決着つけてやるよ!!」


「望むところだ!!」


二人はボールを持ったまま走っていってしまった。


その後を追いかけるように、マイも走りながら言った。


「わぁぁ!!私が審判する!!」


私は円香たちが走り去って言ったあとを呆然と眺めながら、一人のん気にあくびをしている宙に言った。


「ねぇ…。どういうことか説明してくれる?」


宙はめんどくさそうに言った。


「あの二人は『バスケットボール』っていうスポーツのライバル同士なんだ。円香は女バスのキャプテン。もちろん男バスのキャプテンは俺だけどなぁ」


私は納得した。


そしてわかったことがある。


私はらお弁当の準備をしながら宙に笑顔で言った。


「バカはほっといて、お昼ご飯にしよっか?」


宙は待ってました!っと言わんばかりに目を輝かせる。


「そうこなくっちゃ」


宙以外、あとはバカってことがよくわかったわ。




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