双子の姉妹の マキとマイ
「ゴメン、ゴメン」じゃないわよ!


そんなこと言ってまだ笑ってるじゃない!!


それからしばらくして、ようやく笑がおさまったらしく。


涙をふきながら言った。


「あれはね。うなってるんじゃなくて、あの中に水が入ってグルグル回っている音なんだ」


「ふーん。そーなんだ」


私は洗濯機を見つめながら言った。


それからしばらくして、色物のタオルも洗った。


今度は1人でやってみた。


なかなか、目盛りをあわせるのが難しいわね。


そしてアイロンのかけかたを私に教えると、響夏は自分の練習に戻っていった。
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