《俺様的》彼女の手なずけ方
シャワーを頭から浴びて、あたしは人知れず涙を流した。



……って。



残念ながら、あたしはそんなにナイーブじゃない。



ここは、なんとかしてナルの考えを変えさせなきゃ。



早めにシャワーを浴びて、お風呂場を出た。



「いっ、いつの間に!?」



制服を脱いだはずのカゴの中には、新しい部屋着が用意されていた。



ナルが置いたんだよね。



入って来たことに、全然気づかなかった。



それに、この服って誰のだろう。



あたしが着てちょうど良さそうな、淡いピンクの上下の服。



明らかに女物だし、これはもしかして、ナルがこの部屋に連れ込んだ女性のために用意していた服?



そんなものを、あたしに着せようとする神経を疑う。



でも、制服は持っていかれたのかここにはないし、



これを着るしかなかった。




< 482 / 711 >

この作品をシェア

pagetop